インドネシア株を保有している皆様、せっかくなら1回くらい株主総会に参加してみませんか?
株主総会では、経営陣に直接質疑応答をできる機会も設けられており、経営陣の考え方や能力を見極める数少ない機会です。
軽食やお土産狙いでの参加も全然OKです
株主総会に出席する際の事前準備
①証券会社から株主総会(RUPS)の案内メールを受領
→株主総会に出席する権利は、基準日に1単元(100株)以上を有している株主です。
日本は決算日 = 株主総会の基準日となるのが通例ですが、インドネシアでは株主総会開催の1か月前頃に設定されることが多く、決算日(12月末)ではないので注意しましょう。
②証券会社に事前にメールしてKTURを発行してもらう
→KTURは株主確認書です。当日手ぶらで行っても参加できませんので事前に証券会社に連絡してKTURを取り付け、プリントアウトして持って行きます。メールで自動送付される場合もありますが、連絡が無ければ証券会社の担当者に連絡してください。数日で発行してもらえます。
③ITAS(居住ビザ)のコピーを取っておく
→当日は、受付にITASのコピー提出を要請されることがあります。
株主総会をハシゴする場合には、参加回数分だけコピーを持って行きましょう。

株主総会当日の流れ
株主総会開始の時間前に受付を済ませることが必要です。KTURとITASのコピーを受け付けに提出しましょう。
KTURに記載されている時間の前に受付を済ませないと入場できないことがあります。
また、人気の株主総会(特に大型株)の場合には、先着順での入場となることが多いので1時間程度前から並んでいる人もいるようです。
株主総会の議案は各社異なりますが、少なくとも以下の項目は議案に入っているかと思います。
①今年度の決算内容
②今年度の配当
③取締役の選解任
上記説明が取締役から凡そ1時間程度あり、各議案毎にQ&Aの時間が設けられています。名前と株式保有数を質問前に名乗ることがルールになっています。
なお株主総会は通常、インドネシア語で開催されます。
株主総会の最後には、上記議案に賛成か反対かの現場投票が行われます。入場時に投票用紙を貰えると思いますので、そこに賛成か反対かを記入して係りの人に渡します。
株主総会に参加した際のお土産

インドネシアの株主総会に合計5回程参加しましたが、会場のランクや配布物は上場会社の懐事情によって結構違う印象です。
上の写真は、製糖会社の株主総会に参加した際のものです。
お弁当 + 会場に飲み物ブースが設営されているくらいのところが多いですが、配布物が豪華なことで知られるユニリーバ(UNVR)などは毎年かなりの自社製品を株主総会参加者に配っているようです。
