【社会貢献】インドネシアのクラウドファンディングCROWDEを紹介

今回は本ブログのメインテーマであるインドネシアの株式投資ではなく

クラウドファンディングのお話です。

管理人
管理人
インドネシアにもクラウドファンディングが広まりつつあるようです


インドネシアで生活していると、インドネシア人に助けてもらうことが多々あります。

そんな日頃の感謝の気持ちを何かの形でお返ししたいなぁと思って調べていたら

CROWDEというインドネシアの農家への融資型クラウドファンディング

見つけましたので紹介したいと思います。

CROWDEの仕組みはこんな感じ


CROWDEは、ネット上の多数の支援者から資金を集め、

インドネシアの一次産業(主に農業・漁業)プロジェクトを支援するサイトです。


例えば、上の画像のAcuさんはスカブミの唐辛子農家として

唐辛子を作るために、初期費用(苗や肥料の購入代金)を必要としています。
(このプロジェクトの場合、4千7百万ルピア(約40万円))


彼のような個人農家は銀行融資等の方法で融資を受けるのは難しいので、

Acuさんは”Crowde”にプロジェクト登録し、個人の融資者から資金を募集します。

資金が集まったら、その資金を元手にAcuさんは唐辛子を栽培しますが、

“CROWDE”は単なる資金需要のマッチング機能があるだけでなく、

農家への栽培方法の指導や農家の資金管理もバックアップしてくれるのが特徴です。

Acuさんは、収穫・販売して得られたお金から、利益の一部を個人の融資者へ分配します。

この分配金については事前に設定されていて、Acuさんのプロジェクトの場合には、

180日後に9%の利益を分配するという予想となっています。

CROWDEのリスクは?


“CROWDE”の運用会社はインドネシアのスタートアップ企業です。

とはいえ、既に3万人以上が登録、マンディリ銀行もバックアップしています。

プロジェクト総計で800億ルピアの調達実績、また金融庁(OJK)へ登録済みですので

拠出したお金が無責任に使われて無くなってしまうリスクは高くなさそうです。

管理人
管理人
インドネシアではOJKへの届け出なしで運用している業者が問題となってます



一番気を付けたいのは、例えば天候不良のため農作物が育たなかったなどの理由で

融資したプロジェクトが失敗すると、

利息が発生しないどころか融資額対して損失が発生するリスクがあります。

自分にあったプロジェクトが見つかったとしても、いくつかのプロジェクトに

分散して参加した方が、結果として多くの農家の方を手助けできるかもしれませんね。

日本のクラウドファウンディングとの違いはここ!


“CROWDE”の特徴は、プロジェクト成功時に利益の一部が

利息として戻ってくる融資型のクラウドファンディングであることです。

日本で主流のクラウドファウンディングは、

・出資の見返りを求めない寄付型

・リターンとしてモノ・サービス(特典)をもらえる購入型
(最大手のCAMPFIREはこの形態)

の2種類が多いようですが、どちらもプロジェクト成功時に現金での返金はないので

プロジェクト参加の都度資金が必要となります。

一方で、融資型のクラウドファンディングはプロジェクトが成功すれば

元本と利息部分が戻ってきますので、プロジェクトが失敗するまで

長期スパンで農家の方を支援することができます。

プロジェクトに参加する前に再確認

“CROWDE”はあくまで、社会貢献を目的とした融資ですので、

利益追求を目的としたものではありません。

融資したお金はインドネシアの農家へ寄付したという気持ちで

各個人の少額ずつ複数のプロジェクトに投資することがよさそうです。

【画像付き】CROWDEへの登録方法


“CROWDE”のプロジェクトに融資したい場合にはサイト登録が必要ですが、

今のところインドネシア語のみの表示となっています。

登録方法を簡単に紹介しますので参考までにどうぞ。


まずは、“CROWDE”のHPに移動しましょう。 



これでまずは登録完了です。

気になるプロジェクトがあればクリックして、

・何を栽培するプロジェクトなのか

・利益と所要期間はどのくらいか

・農家個人のこれまでの過去の実績はどうか

を見ながら考えてみると良いと思います。

今のところ、資金の提供方法は銀行振込みによるトップアップと、Go Payの2つから選べるようです。

管理人
管理人
既にいくつかのプロジェクトに参加していますが、
プロジェクが完了するのが半年以上先なので、結果がでたらまた報告します