証券会社から月末レポートが到着しましたので、2019年12月の株式市況の総括と
個人的な月次運用報告を中心にお知らせしたいと思います。
2019年12月インデックス指数の推移
インドネシア総合指数(IHSG)
6,169ポイント ⇒ 6,299ポイント +130ポイント +2.1%
2019年12月4Q 市場動向概要
【第4Q トピック①】米中貿易摩擦の悪化懸念再燃
米国の製造業関連指数に悪化の兆候が見られることに加え、
中国との貿易戦争の悪影響が浮き彫りになったことから全世界的な株安傾向
となり、インドネシア株式市場もこの余波を受けました。
【第4Q トピック②】中央銀行の積極的な利下げが好感
10月の中央銀行の月次定例では、
インドネシアの政策金利を5.25%⇒5.00⁰%へ0.25%利下げすることを発表
これにより、インドネシアは4カ月連続の利下げが決定しました。
米国FOMCの利下げの継続が不透明な状況だったため、
事前予想ではインドネシア中銀が利下げを見送るという予想もありましたが、
インドネシア中銀の経済刺激と通貨安定に先手を打つ姿勢が市場に好感され
相場は上向きに転じました。
【第4Q トピック③】方向感のないレンジ相場継続へ
香港デモの長期化と過激化米中関係がさらに悪化するという懸念から
世界的に株価上値が抑えられる展開でしたが、
12月上旬の中国PMI発表が予定を上振れしたことを材料として
株価は上昇に転じました。
しかし、前回高値を更新するほどの買い材料とはならず、現在も方向感の定まらないレンジ相場が継続しています。
【今後の展望】IHSG 6,000ポイントでのプライスアクションを注視
2019年はトランプ大統領の発言に一喜一憂して動かされた世界の株式相場につられ
インドネシア株式市場も乱高下の激しい相場となりました。
2020年は、11月のトランプ大統領の再選シナリオに向けたレースが本格化しますので、
世界の株式市場も2019年度同様振れ幅の激しい相場感が続くでしょう。
一方で、インドネシア国内経済は、政府の目標とした経済成長の達成は厳しいものの
それなりに安定した成長を続けており、ルピア安もこれ以上は続かないだろうと想定しています。
そのため、レンジ相場を上抜ける可能性が高いと見ています。
直近2年間の株価チャートを見てみましょう。
ここ2年間、インドネシアの株式相場は一定のレンジ相場を形成しています。
長期にわたってレンジ相場が継続していますので、確かに大きな買い材料がなければ
上・下ともに明確にレンジを抜けることはないのかなと思っています。
レジスタンス6,400~6,500
サポート6,000
このあたりのラインを念頭に下値で強く買いを入れたいと思います。
従って、現在保有している株式は高値水準に来たら一旦半分程度は利確売りを入れて、
6,000ポイントあたりまで垂れてきたら買い注文
5,800ポイント付近でナンピン買い、
5,700ポイント下抜けで損切 が私の戦略です。
【個人成績】相場に応じたトレードで利益を着実に積み増し!
2019年度4Qの総合運用成績は +3百万ルピア
12月に株価が下落した際に、ニッケル鉱山のアンタム(ANTM)他、いくつかの銘柄に買い注文を入れました。
一方で、3Qの急落時に買いを入れた建設銘柄のワスキタ(WSKT)が
大きく反発したところを見て一部利確しました。
利益確定 + 3百万ルピア
2019年度のトータル運用成績は+19百万ルピア
年間での平均投資残高は月200百万ルピア程度でしたので
年間の株式投資の運用利回りは10%弱でした。
もっと投資額を増やしていかないと、元手が全然増えない・・・。
前四半期の含み益▲7万ルピア ⇒含み益▲6百万ルピア