証券会社から月末レポートが到着しましたので、2023年6月度(2Q)の株式市況の総括と個人的な月次運用報告を中心にお知らせしたいと思います。
2023年6月度(2Q)
インドネシア総合指数(IHSG) の推移
6,805ポイント ⇒ 6,661ポイント ▲144ポイント ▲2.1%
2023年6月度 2Q 市場動向概要
【トピック】FOMCがさらなる利上げ示唆
FOMCも一旦は2023年6月度の政策金利は据え置いたものの、まだまだ粘り強い米国のインフレに悩まされており、FOMCは年内0.5%の利上げが示唆し始めました。さらなる金融引き締めを睨んで米国株も軟調に推移しています。
また、英国を筆頭に欧米もどんどんと利上げを加速しています。
インドネシア中央銀行は政策金利は5.75%を維持しています。
欧米が利上げを継続すると、ルピア安進行の懸念がありますが、インドネシアの経済指標はまだまだ堅調に推移しています。欧米に追随した利上げにも追随することは十分可能だと思います。
https://www.bi.go.id/id/statistik/indikator/Default.aspx
【トピック】中国経済は底を打ったのか?
インドネシアの最大の貿易相手である中国の経済状況が心配になってきました。ゼロコロナ政策への転換で内需が戻ると期待していましたが、不動産相場の冷え込みもありインフレ率はほぼゼロ水準で推移しています。欧米とは異なり、事実上の利下げを行ったのはサプライズでした。
民間消費が戻ってこないと日本のようなデフレ不況が起こるのではという観測も広がっています。
【個人成績】IPO銘柄で何とか黒字確保
確定利益 +17百万ルピア 受取配当金 無し
前四半期の含み益▲36百万ルピア ⇒含み益+10百万ルピア
2023年1Q累計の総合運用成績は +90百万ルピア
長期保有株がやっとプラ転しました。デパート・飲食のMAPグループが軒並み業績回復したことが大きかったです。
今後の株式投資の方針ですが、インドネシア株のポジションを順次縮小する予定です。方針転換の最大の理由は2024年2月に行われる大統領選挙のリスクヘッジです。大統領候補者3名はいずれも曲者で、何が起こるか正直わかりません。
・2017年ジャカルタ州知事選 イスラム団体を動員した大規模なネガティブキャンペーン(その後対立候補のアホック氏は有罪判決)
・2019年大統領選 プラボウォ氏の選挙敗戦を認めない(不正選挙を疑う)人々が
・2023年 U-20W杯についてイスラエル選手の参加不支持、FIFAはインドネシア開催を急遽取りやめ