証券会社から月末レポートが到着しましたので、2020年3月の株式市況の総括と
個人的な月次運用報告を中心にお知らせしたいと思います。
2020年3月度(1Q)インデックス指数の推移
インドネシア総合指数(IHSG)
6,299ポイント ⇒ 4,538ポイント △1,761ポイント △27.9%
2020年3月度1Q 市場動向概要
【1Q トピック①】世界的が一気にリスクオフ相場へ
このブログで語る必要も無いと思いますが、中国で発生した新型コロナウィルスが全世界に広まり、中国のみならず米国や欧米を中心に猛威を振るっています。
米国のFRBは、この危機に対して定例会の日程を前倒した2020年3月16日に緊急利下げとして1.0%の大幅利下げを実施、政策金利は0.0%~0.25%とゼロ金利政策を取るとともに、量的緩和政策も打ち出しました。
……が、翌日も米国株下落トレンドは止まらず世界規模での株安が進行しました。
【1Q トピック②】ルピア安に歯止め掛からず
為替相場も近年稀にみるパニック相場となっています。
世界的なドル需要の逼迫と、新興国からのリスク資金引き上げが相まってルピア安に歯止めがかかっていません。
2020年3月は、遂に1ドル@17,000ルピアをつけるなど、アジア通貨危機を思い出させる相場となっています。
インドネシア中央銀行は景気底上げのため、3月の月次定例で0.25%のさらなる利下げを発表しました。
しかしながら、現在のルピア安進行を考えると、景気刺激策とはいえ追加での利下げ判断は難しいでしょう。
インドネシア株式市場は、これからどうなる?
3月24日に直近最安値3,911ポイントをつけた後は、米国の大規模経済政策期待から株価反発を見せています。
しかし、米国のコロナ感染者数は異常なスピードで増加中ですので長期化は避けられません。
インドネシアでも感染者のピークは6月と言われています。
ルピア安進行懸念もありますので、トレンドは下目線が継続すると思います。
具体的には、急落した株価が4月中旬までに半値戻しラインの4,800ポイント付近まで上昇後、再度下落を目指すのではないかと思っています。
【投資戦略】IHSG 4,000ポイントでどう動くかが重要
IHSGは心理的な節目であるとともに、直近最安値ですので重要なレジスタンスとなります。
中央銀行や金融機関のターゲットとされる可能性もあり、ここでのプライスアクションを見極めたいと思います。
最悪のシナリオとしては、ルピア安の進行やジャカルタのロックダウン、さらには食料不足などを原因とした民衆デモ等が発生すればさらに外国投資が逃げる可能性があります。IHSG4,000ポイント付近では資金余力の30%程度 を上限に買い付けし下値模索してくればナンピンしていきたいと思います。
【個人成績】株式相場大暴落で目も当てられない含み損が…
利益確定 + 13百万ルピア
前四半期の含み益▲6万ルピア ⇒含み益▲131百万ルピア
2019年度4Qの総合運用成績は △112百万ルピア
もう説明不要ですね。だいぶやられました。
株式売却しようにも毎日値幅制限いっぱいの下落のため売り抜けできず。雀の涙程度ですが3月中旬の下落時に掴んだ株式の一部を月末の反発時に利確しています。