【月次報告】2019年2月度 月次運用報告

証券会社から月末レポートが到着しましたので、2019年2月の株式市況の総括と個人的な月次運用報告を中心にお知らせしたいと思います。

2019年2月 インデックス指数の推移と概況

インドネシア総合指数(IHSG)

6,532ポイント ⇒ 6,443ポイント ▲89ポイント ▲1.4%

先月から想定していました2月17日の公開討論が今月の大きな転換点となりました。
公開討論会の直前からインドネシア株式市場は下落傾向となり、加えてこの時期には米中貿易摩擦の動向への不安も相まって下落幅は大きくなりました。

しかし、肝心の公開討論会では、どちらの候補者も重要な政策の追加への言及は無く、大きな混乱はありませんでした。

むしろ想定外だったのは、プラボウォ陣営が現政権のジョコウィ氏の業績を肯定するような発言を連発し、風向きを変えるどころか敵に塩を送るような状況となりました。

2月末時点での支持率調査ではこの公開討論を反映するようにジョコウィ陣営の支持率が増加しておりプラボウォ陣営は再度差を開けられた形となりました。

投票まで残り約45日間。両陣営がどのような手法で差を縮めていくか注目です。

なお、為替について中銀の政策金利は足元で変わっていませんが、米国の利上げが収まったことから将来的には利下げを実施するという話題も出始めています。利下げにより庶民の消費拡大することを見越して不動産株や自動車株等に探りを入れるのも良いかもしれません。

【個人成績】今月の運用成績は +9百万ルピア

インドネシア株式市況は今月は軟調でしたが、底値で株式買い増しが功を奏し

2月末時点の含み益+13百万ルピア の着地となりました。

前月末の含み益残高+13百万ルピアからのスタートでしたが、どうしても公開討論を前に保有残高を減らしリスクを低減するため一部銘柄を売却して利確した分があり、これが月中の実現利益+9百万ルピア となりました。

結果として
2月度の総合運用成績は +9百万ルピア 

2019年度のトータル運用成績はこれで +22百万ルピアとなりました

 

なお、月次平均投資残は137百万ルピアでしたので、今月の運用利益率は+6.6%です。
今月はインドネシア総合指数(IHSG)は軟調でしたが、先月から2カ月連続で黒字化できたのは良かったと思います。

【今後の展望】株式投資家にとって3月は最重要イベントが多い!

先月まで保有していたいくつかの銀行株については売却することとしました。
というのも業界のことをリサーチできていない中で安易に手を出してしまったなという反省もあり、現在は財務諸表までしっかり読み込みのできた少数の銘柄に絞って株式投資をする方針をしっかり守ろうと思います。

3月は12月決算会社のアニュアルレポートや株主総会開催が予定されている重要な月となります。

特に鉱業株であるアンタム(ANTAM)とIPO初年度のサリムラティ・クンチャナ(PZZA)は業績をどこまで伸ばせているのかが株価大幅続伸の鍵となるかと思います。
上記株については、業績開示前に安値圏に落ちるようなら積極的にどんどん拾っていく予定ですが、市場想定を下回る業績開示となることも片隅に置いてロスカットの設定はしっかり設定しておきます。

もちろん、大統領選についても情報は常にキャッチアップしていくことは必須で、特に劣勢のプラボウォ陣営がどの程度支持を拡大していくかは注視していきます。

支持率が3月末時点で10%以下となれば、株式市場でも大統領選リスク回避の株式売り越しが外国人投資家を中心に増えるという想定をしています。

また
これから、少しづつ探りをいれていきたいと考えているのが航空業宅配業です。
人口、国土ともに世界有数の市場規模が望めるインドネシアですので、これから人や物の動きがインフラの整備とともにどんどん拡大していくことを想定し、長期保有株に適した株式を探していきたいとです。

今後も個人的に良いと思った株式についてはどんどん記事にしていきますのでお楽しみに!