証券会社を通じて行った私達の株式売買注文は、インドネシア証券取引所へ集められ、ここで株式売買のマッチングが行われています。
インドネシア株式へ投資する際に、インドネシアの証券取引所について理解を深めておくことは重要です。
インドネシア株を日本の証券会社で発注した場合でも、実際の取引はインドネシア証券取引所で行われますので、インドネシアの祝日や日尼の時差にも気を付ける必要があります。
特に、インドネシア証券取引所に設定されている
①市場区分 ②取引時間 ③休場日 の3つは実際に株式投資を行う上で重要です。
株式注文をしたのに、証券取引所がお休みで株式売買できなかった・・・
なんてことにならないように、
特に ②取引時間 ③休場日 は要注意です。
①インドネシアの市場区分
インドネシア証券取引所では、資本金の額や株主数等の基準により
・メインボード市場(UTAMA)
・デベロップメント市場(PENGEMBANGAN)
・グロース市場(AKSELERASI)
・新経済市場(Economi Baru)
・注意市場銘柄(AKSELERASI)
の5つに区分が用意されています。
メインボード市場は資本金、株主数ともに要求水準が高く、
比較的リスクが低い銘柄とされていますので
初心者の方はメインボードを中心に投資するのがお勧めです。
それ以外は日々の値動きの激しい高リスク高リターンと一般的に区分されます
各銘柄の市場区分はIDXのサイトで確認できます。
②【金曜日は変則】取引時間は1日 約5時間
インドネシア証券取引所の取引時間は以下の通り。
なお、インドネシアの証券会社を利用する場合は問題ありませんが、
日本の証券会社を通じて株式売買を行う場合には、
これよりも売買発注時間が短く設定されている場合がある点に注意してください。
インドネシアでは大多数がイスラム教徒ですので、男性は宗教的義務として
金曜礼拝を12時頃から1時間程行っています。
証券取引所も、イスラム教への配慮から金曜日だけは取引時間が短縮されます。
特に、日本から投資される場合に見落としがちですので注意してください。
また、インドネシアは領土が東西に長いことから3つの時間帯を持っています。
証券取引所はジャカルタにあるので、
時差計算を行う場合には、ジャカルタ時間(WIB)で時差を計算してください。
休業日は急に変わるのでこまめにチェック
インドネシア証券取引所では
・土曜日
・日曜日
・インドネシアの祝日
・有給奨励日(Cuti Bersama)
が休業日となります。
注意が必要なのは、祝日や有給奨励日が直前で追加されるケースです。
特に、レバラン休暇時や選挙日は急遽追加の休暇設定がなされ、それに伴い証券取引所も休場となることも多いですので注意してください。
追加休暇については手元のカレンダーに反映されていませんので、休場が増える可能性があることを常に念頭に入れておくことが必要です。休場について確実な情報は、ジャカルタ証券取引所のHPに掲載されています。
IDXのHPの上段タブ Berita(お知らせ)→Jadwal libur bursa(休場予定)で
いつでもアクセス可能なので、ちょくちょく確認することをお勧めします。
https://idx.co.id/berita/jadwal-libur-bursa/