証券会社から月末レポートが到着しましたので、2021年6月度(2Q)の株式市況の総括と個人的な月次運用報告を中心にお知らせしたいと思います。
2021年6月度(2Q)
インドネシア総合指数(IHSG) の推移
6,071ポイント ⇒ 5,985ポイント ▲86ポイント ▲ 1.4%
2021年6月度2Q 市場動向概要
【トピック】コロナ感染者急増、収束のめど見えず
インドネシアのコロナ陽性者はこれまで5千人程度でしたが、6月下旬には1万人を突破、
7月中旬現在では5万人を突破するなど急拡大しています。
インドネシア国内の医療体制は崩壊し、病院外にも患者があふれている状況が日々ニュースに取り上げられています。インドネシア政府は緊急活動制限(PPKM Darurat)を発表し、これまでより相当厳しいコロナ対策を打ち出しています。
ただ、インドネシア株式相場を見てみると、コロナウィルス蔓延の影響をほとんど受けていないように見えます。
同じく感染者が爆発していたインドでも、下記のように感染者数と株式相場の関連はあまり見られませんでした。
【個人成績】小売銘柄が大きく含み損へ
確定利益 +15百万ルピア 受取配当金 +8百万ルピア
前四半期の含み益+20百万ルピア ⇒含み益▲39百万ルピア
2021年度2Q迄の総合運用成績は ▲40百万円 ルピア
緊急活動制限(PPKM Darurat)によりショッピングモールやレストランの営業時間が制限されたことで小売銘柄を中心に大きく含み損が膨らんでしまいました。
直近1か月では特に生活必需品、物流、エネルギー、不動産セクターがそれぞれ大きく下落しました。
また、大型株の一部で大きく値を下げている銘柄があり、相当割安な銘柄も出てきました。
一方で、米国のインフレ長期化⇒テーパリング(金融引き締め)⇒米金利上昇⇒ドル高ルピア安⇒新興国株下落と連鎖し、インドネシア株全体が大きく下落する懸念もあります。
もう少しFOMCの動向を確認したうえで、バリュー株への追加投資を検討しようと思います。